お酒と建物、ときどきホットケーキ

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2010/08/22

八ッ場ダム建設工事の現場を見る

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8月某日、清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入した青春18きっぷ(使いきれる自信が無い)を手に、
政権交代後、とくに揺れる群馬県の八ッ場ダム建設工事の現場・川原湯温泉に行ってきました。

 

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実は私、川原湯に来るのは既に5回目。
写真すら撮らず、温泉だけ嗜んで帰ることもあったので、資料に乏しいのですが、今回は
過去の写真も含めてお送りしたいと思います。

 

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これは2000年11月11日の初来訪時の川原湯温泉駅前。
既にこの看板はありませんが、当時から「ダムに沈む」ということを売りにしていた様子が見えます。
もちろん、反対派の集会場と思しき建物もあったんですが、当時からほぼ廃墟状態といったところで、
温泉街としては「古い温泉街を今のうちに楽しんでいってね!!」という感じにも受け取れました。

 

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以前は道の両側にあった家々も、今となっては繁茂した木々の中に基礎があるのみ。
でも、ここはダム湖に沈む場所なのに、何故にここまで綺麗に整備してるんだろう?
ガードレールとかの道路設備も、非常に綺麗にものになってました。

 

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この上が造成地になります。
話によれば、既に住んでいる人もいるということですが、これでダム建設が中止になっちゃったら、
どうなっちゃうんでしょうか。
まぁ、この件は昨年テレビで頻繁に報道されてましたから、今更言うことでもないんですが…。

 

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これから沈む場所と、これから作る場所。
そんなに高低差も無いように見えるので、ダム湖の水位が低い時には、意外と
露呈しちゃう場所のようにも思えます。

 

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これは2006年8月の夏祭り会場。

 

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こちらが現在の同地点。
後ろの山肌が、大きく削られたのが分かります。
でも、家はそんなに変わっていない…?

 

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ここが温泉街の中心部。
一番大きな柏屋旅館さんが休業してしまったので、大変な状況になっていると思われがちですが、
意外と観光客が多くて、残っている旅館には何組も団体が宿泊していました。
そして、人よりも自動車の通行量の方が遥かに多い。
どうしてこんな狭い道に… 明らかに温泉利用者じゃない車が結構なスピード出して走ってます。
散策の際には気をつけましょう。

 

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現在の道路整備状況を示す案内地図。
「川原湯温泉トンネル」なんて、以前は無かったなぁ。
位置的には、ダム完成後のメインストリートたる道路になるようです。

 

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ちなみに、これがトンネル。
歩道が広く取ってあるのが嬉しいですね。

 

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温泉街と比べて、トンネルの位置はこんな感じ。
右奥に見えるのが温泉神社なのですが、確かここは沈まないはずなので、この辺がダム湖の
ビュースポットになるかも知れません。

 

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この先は、僅かな民家を除き、土木技術天国となります。

これは形から見て、ダムを横断する橋の橋台部分になるんでしょうか。
遠くに見える茶色い巨大なアンダートラス橋も、ダム湖を渡ることになるようです。

 

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砂防だっ!!

 

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ユンボだっ!!

 

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ブルドーザーだっ!!

 

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なぜか蕎麦屋だっ!!(建設関係者用?)

 

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崖っぷちの重機。
これ、アームだけで支えてるのでしょうか?
300mm望遠で撮っているので、本当に遠い場所なんですが、見てるだけでドキドキします。
高所恐怖症は克服したものの、ここでは仕事したくない、絶対に…。

 

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そして、ついに見えてきた湖面2号橋。
テレビでご覧になった方も多いでしょう、あの「繋がりかけの巨大橋」です。

 

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あまり報道されていませんでしたが、実はもう繋がってます。
いやぁ、もう高いなぁ、高くていいなぁ…。
この2/3くらいの高さまで湖面が来る予定ではありますが、この橋脚を堪能する時だけ
水位を下げてほしいくらい、本当にスマートでイイ!!

 

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高速道路などと比べて、道幅が狭く、そしてここまで高い場所を走る道は、他になかなか
無いでしょうから、この縦横比率は貴重!!
威圧感というより、威厳を感じますね、このスタイルは。
ちなみに、橋脚に小さく見える水色の貼り紙が、最高水位583m(標高)の位置です。

 

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この日はお盆真っ只中で、造成用の重機はほとんど動いていなかったのですが、橋の工事は
やっているようで、上で働いている作業員の方の笑い声が、山に響いてました。
見学させてくれないかなぁ、今のうちに…。

 

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だから、落ちそうだってっ!!

 

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吾妻川を渡ると、そこは吾妻線。
下のプレートガーター橋が沈んで、上のアンダートラス橋が残ります。

 

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再び吾妻川を渡って、温泉街方面に戻る。
後ろを振り返ると、こんな光景。
いいなぁいいなぁ、このまま保存してほしいって思いが湧き上がってしまう。

 

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共同浴場の「王湯」で、一風呂あびる。
戦前からある古い浴場ですが、当然のようにここは沈んでしまいます。
新温泉街にも共同浴場ができるでしょうから、それも楽しみであったりします。

 

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こちらは営業中の某旅館の飼い犬。
非常におとなしいので、気軽に触れられます。
温泉を訪れた時は、いつも撫で回しているんですが、無反応すぎて怖いところもアリ。

 

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こいつは2006年訪問時にいた野良猫。
触り放題ですが、こちらも無反応、かつ鼻水を垂らし放題でした。

 

そんなわけで、5回目の川原湯温泉探訪は、これにて終了。
訪れる度に変わっていく土地ですが、一刻も早く地元の方が安心して暮らせるように
なることを願うばかりです。

 

【おまけ】

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これは小学生が描いたそうなのですが…
今の小学生に、わざわざ初代・キン肉マンをポスターの題材にしようとする子がいることに
ほのかな嬉しさを感じる夏の午後。

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2010/08/12

山奥の人工物へのトキメキ(徳島県祖谷)

普通、ダムっていうのは大きな建造物であって、道路の途中にあれば、目印にしても
いいくらいの存在だと思うんですが、行き先案内板にすら書かれないダムも 世の中には
たくさんあるようで、移動中にそういうのを見かけると、ココロときめいてしてしまうのは、
ダムに興味のある紳士淑女の皆様であれば、同意いただけるんじゃ ないかなと思うわけ
です(長くて稚拙な文章だ…)。

それが、「超」が付くほどの山奥だったりすると、とくに。

 

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そんなダムのひとつがこれ。
徳島に出張した際、仕事明けの日曜日に朝っぱらから山奥も山奥、日本三大秘境と言われる
「祖谷」を観光した際に発見したダムです。
ダムなのか、水門なのか、パッと見では判断がつきづらいものですが、まぁ明らかに後方は
川の水がダム湖状態になってますので、ダムなんでしょう。

場所は県道32号線沿い。
土讃線の祖谷口駅から松尾川温泉へ向かう途中、写真からもわかる通り、やや深い谷の
底に造られていました。
駐車場には関係者のものと思しき車両が何台も止まっていたので、スイっと入れる道があるはず
なんですが、どこから入るのか、さっぱりわかりません(私の目が節穴だったのかも知れませんが)。
いま地図を眺めても、ダムの存在を示す表記は何も無し。
「ダム便覧」さんの情報しか、頼るものがありません。

名前は「三縄ダム」というそうで、既に完成から50年を経過している古いダムだそうです。
写真じゃわかりませんが、「よくこんなところに造ったなぁ」ってくらいに、この界隈はどこもかしこも
山深い地域、まさに秘境ですので、貧弱な道路を長く走ってる途中にこんな巨大な人工物があったり
すると、まぁ驚くわけです。
それがまたダムの魅力だったりするんですけどね。
この祖谷界隈は、とくにそう感じるかも知れません。
だって、

 

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こんな深い谷の斜面を這う細~い道を何十分も走って、その間、民家なんか全く無いのに

 

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いきなり、こんなの出てくるんですもの。
人間ってスゴイ。

 

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この小便小僧の遥か上に鉄塔を建てた人は、もっとスゴイ。
ここに鉄塔を建てるだけのストーリーは、きっと鉄塔自体を観光地にしてもいいくらいの
重さがあると思いますよ。
「ALLWAYS 三丁目の夕日」をこの辺でやっていいくらいに。


追われてきた平家の落人も、こんな開発されるとは思ってもみなかったでしょうさ。
キャッチコピーは「清盛公もびっくり!!」で。

 


大きな地図で見る
2010/08/01

浦山ダムに行ってきた

昨年。

またもや旬を過ぎた話です。
しかし、丸一年ほど経って、その時の同じような陽気になっているので、思い出しx2 書いてみようかなと。

 

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2009年8月20日の昼。
確か代休をもらっていて、その日は非常に暇だったのです。
朝のワイドショーも終わって、あまりにもやることが無かったので、「そうだ、ダム行こう」と急に思いつき、
とりあえず、池袋に向かいました。
正直、普通列車でのんびりと山へ向かうほどの体力はありませんでした。
ひどい夏バテだったもんでして。
ダムに行けば、多少は元気になると思ったんですよ、えぇ。

 

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お盆休みも終わったばかりのド平日。
さすがに誰も乗ってません。
脱水が怖いので、ビールは控えて、ずーっとポカリスエット飲んでました。
なんか虚しい。

 

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西武秩父駅に着いたら着いたで、それなりに賑やか。
秩父って何度か来たことあるんですが、まともに観光したことが無いんですよね。
こういう雰囲気なのかぁ…。
笑点で林家たい平師匠が言ってることだけじゃ、何も伝わらんね。

 

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秩父鉄道の御花畑駅までは、ちょっと歩く。
電車で秩父観光をする人は、多くの人がここで乗り換えるはずなんですが、どうにも
乗換ルートが貧弱すぎて、よろしくない。
JR新宿と西武新宿みたいな関係なのに、民家の路地を縫うように行くのは、如何なものかと。

 

ホームで普通列車を待っていたら、どうも騒がしい。
時刻表を見たら、どうもSLパレオエクスプレスが到着するとのこと。
私は鉄道ファンであるものの、あんまりSLには興味無いんですよね。
どちらかと言えば、SLに牽かれてる客車が好き。
そんなわけで、客車を撮ろうとカメラを向けたのですが、なんだかんだで機関車を狙ってしまう。
やっぱり、迫力あるわぁ…

 

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SLが行った後は東急。
妙な感じがしますけども、これでお隣りの浦山口駅を目指します。

 

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1駅乗っただけで、ずいぶんと鄙びた。

 

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高台にある駅を下り、川沿いにダムを目指します。
浦山ダムは駅から徒歩圏内にあるっていうのが嬉しいですね。
なんてったって、ペーパードライバーは山道が怖い。

 

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すぐ見えてきました。
でけぇ… なんとも、絵に描いたような巨大ダムです。
まだまだ先にあるっていうのに、迫力がものすごい。
SLなんて比較の対象にもなりません。

 

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おぉぉぉぉ。
放水の際の流路の跡が、くっきりと見て取れますが、これは豪快な放水が見れそうですねぇ。
もちろん、急な思いつきで訪れたので、放水の予告なんて調べてません。
観光客の少なさから見て… 多分、今日は無い。

 

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仕方がないので、穏やかな放水で我慢。
これはこれで好きだったりするんですよね。
もうちょっと近寄れれば嬉しいんですが。

 

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さて、上に登ろうかと思うんですが、とんでもなく暑いんです。
この階段を登り切るには、ポカリスエット1.5リットルと、ユンケル2本くらいのエネルギーが
必要と判断しましたので…

 

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とてつもなくヒンヤリとした快適エレベーターにて、一気に上がらせていただきます。
周りにはダム以外、なんにも無い場所なので、こうガンガンに冷房の効いた空間がふいに現われると、
ちょっと戸惑います。
砂漠のオアシスというか、ゴーストタウンのド真ん中で営業中の伊勢丹って感じ(冷房の強さが)。

 

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これはっっ 意外と普通っっ
でも、こんな近くに集落がたくさん見えるダムってのは珍しいかも知れませんね。

 

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私はダムに詳しくないので、これは貯水率どのくらいなんでしょうか?
そもそも、どういった状況になると、ダムってのは放水してくれるんでしょうか?
この時はサッパリわかってなかったんですが、1年近く経っても、まだわかってません。
多分、台風の後とかは放水してるんだろうな… って程度です。

 

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さて、暑くてしょうがなかったので、ダム堪能はアッサリと終えて、駅に戻りました。
いいですね、このアングル。
そういえば、山の斜面にある伊東線の伊豆多賀駅とか、似た雰囲気だったなぁ。
坂の上の雲ならぬ、坂の上の駅は、だいたい魅力的なムードあるんですよね。

 

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秩父へ戻る列車は、なんと旧国鉄の101系電車。
しかも、復刻塗装になってるし!!(∩´∀`)∩

ヤバい。ダムと同じくらい興奮した。

荒川ダム総合管理所

2010/06/28

川治ダムにへばりついてきた

昨年の社員旅行は、熊野古道だとか済州島だとか、いろいろとダイナミックなことを言われた結果、
なぜか鬼怒川温泉になったのですが、土木好きには嬉しい物件があるので、上司を無理やり連れて
土木体験してまいりました。

 

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鬼怒川温泉から東武電車に乗って湯西川温泉へ。
トンネルの中の駅って、何か萌えますやん?
しかも、すぐ先は鉄橋だし。

 

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ちなみに鉄橋はこれ。
単線のトラス、これまた素晴らしい。
背景の紅葉が、妙に残念な具合なので、ますますトラスが映える。

 

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今回の目的はこちら。
車体に書いてあるとおりの「日本初!水陸両用車 国産化第1号」のバスです。
これに乗って、川治ダムの見学ツアーに出発です。
まだ紅葉はピークではないですが、かなりの人気らしく、この便以外は予約でいっぱい。
運良く我々は乗れたわけですが、もちろん我々が乗って満席でした。

それにしても、「試作!!」ってニオイがぷんぷんするディテールですねぇ・・・
こういうの、戦後の国鉄でたくさん作ってそうな気がする。

 

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ガイドのおいちゃんが、萩原流行みたいなことになってますが、それは置いといて、
みんながウインドブレーカーを着ているのは、ここが水面だからってわけではなく、
車体にガラスがハマッていないからです。
たったそれだけのことですが、もう有り得ないくらい寒い。
オープンカーとか好んで買う人、なに考えてんだって感じです。

 

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唐突ですが、ダムに着きました。
ダム湖をバスで遊覧するっていうのは、別にメインではないのです。
ツアーの目玉は、このダム本体にへばりついている「キャットウォーク」を歩く体験。
どういうことかというと。

 

 

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はい。こういうことです。
飛行機にすら乗れなかった10年前の私なら、まず泣いて腰を抜かすレベル。

 

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エレベーターでダム本体内部に下りて、キャットウォークに向かう。
このトンネル、断面が角張ってたり丸かったり、なかなか面白い。
コンクリの塊の中にあるトンネルって、どうやって作ってるんでしょうね?

 

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トンネルを抜けると、そこは絶壁だった。
この写真ではあまり伝わらないかも知れませんが、上部のオーバーハングがスゴい。
トンネルから出た直後の景色に恐れおののいて、歩けなくなってしまった人のために
椅子が用意されているくらいスゴい。
私が参加したグループでも、座ってる人がいましたしw

 

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散歩中の犬が避ける感じの歩道。
わざわざメッシュにしているのは、風の抵抗を受けないようにするためかしら?

 

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本当はもっとじっくり堪能したかったのですが、後ろがつかえているので、さっさと逆戻り。
お子さんは意外と楽しんでいた。将来有望。

 

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通路の脇にこんな急階段があったり。
もし機会があるなら、こっちを下りてみたいですね。
壁を見る限り、ちっちゃい斜行エレベーターとか絶対にありそうな雰囲気だし。

 

このツアー、今年もやっているようですので、ダムにご興味のある方、高所恐怖症を荒療治で
克服したい方、鬼怒川温泉で暇になっちゃった方、ぜひどうぞ。オススメです。

日本水陸観光株式会社

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